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木を見る西洋人 森を見る東洋人 

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか
リチャード・E・ニスベット 村本 由紀子
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michyさんのブログで見かけてこの本を買いました。 東洋人と西洋人を比較して認識にどのような違いがあるのか検証している本です。 農耕民族と狩猟民族というレベルからもっと踏み込んで検証されています。この本も買ってよかったと思えた一冊でした。

 

この本では仮説を元にそれを確かめる実験例が数多く紹介されています。 私がなるほどと思ったものには以下のようなものがありました。実験自体の意味はこの本を読んでみてください
  • 状況が特定される場合とされない場合における「あなたはどのような人ですか?」という質問に対してどう答えるか?
  • 名前のついた物を見せた後、形が同じものと材質が同じものを見せて同じ名前で呼ばれるのはどちらかという質問。
  • 鶏と牛と草を見せて同じ仲間はどれとどれかという質問。

 

もちろん、この本で紹介されている実験例をすべてそのまま受け取ってよいとは思いませんが、 少なくともいくつかの実験は私の実感とマッチするものでした。 実感というようなあいまいなものを再現性を持つと思われる実験の形に表現した業績はすばらしいと思います。 例えその実験を導いた仮説自体が間違っていたとしてもその実験自体は再活用されるだけの意味を持ちます。

 

この本を読むだけで直接的に何かの役に立つわけではありません。そこにはそういうものがあると考えられると言っているだけです。 しかし例えばコミュニケーションであれば、相手がどのような認識を持っているかはとても重要な意味を持ちます。 コミュニケーションをとる際に感じられる違和感や説得力はどこから来るものなのか、 課題となっている問題においてズレをかんじるのは場における関係が原因なのかそれとも対象物そのものの捉え方なのかなど、 今まで分けて考えたことがないようなことに対して一つの線の引き方を与えてくれます。

 

自分の中にある状況認識のための座標軸が増えることに意味があると思える人にとってこの本は十分読む価値があると思います。

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