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知的複眼思考法 

知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ
苅谷 剛彦
4062566109

大学生向けに書かれた本だということだけど、大学生だけに読ませておくのはもったいない。是非いろんな人に読んでもらいたい。思考 「法」というだけあって幾つかのHowToがありますがHowToの先を意識しながら読んでもらいたい。

 

平易な言葉で書かれているのでとても読みやすいのですが実はこれは大変なことだと思います。 思考というどうしても抽象的になってしまうことを難しい言葉を使わずに人に伝えることの大変さは経験したことのある人ほどわかるのではないでしょうか。 ロジカルシンキング系に属する本なのでしょうが、 日本人が書いているだけあって具体例として表現された物を直接取り上げているのが大きな違いだと思います

 

私が最も共感したのが「禁止語のすすめ」です。 禁止語とは何か発言する際にその言葉を使うとなんとなく文章になってしまうマジックワードのことです。 政治家や評論家の話を聞いているときに「うさんくせぇなぁ」と感じるときの多くはこのマジックワードが多用されています。 構造改革なんてその最たるものですね。「聖域なき構造改革を推し進める」なんてフレーズはもう完璧です。 客観性が完全に排除されているので野党の出る幕はありません。

 

第2章で接続詞について書かれていますが、この章を読んでこれはヤバイと思いました。
接続詞というのはこれはもう究極のマジックワードだということを思い知らされたからです。 仕事をしていれば可能な限りの厳密性を求められます。と同時に可能な限りのリアルタイム性も求められます。 バランスが崩れた時点で仕事として成り立たなくなりますから、成立させつつこの2つをそれぞれ高めていくのは本当に大変なことです。いやぁ、 政治家や評論家のみなさん、お仕事ご苦労様です。(笑)

 

注意してほしいのはこの本の主題はあくまで思考法であってコミュニケーション法ではないということ。 コミュニケーションする際のバックボーンにはなりうるがコミュニケーション自体を成功させるものではないことです。

 

最後にこの本を読んだ事のある人に対してちょっとだけ皮肉を。それって典型的な知的複眼思考だよねって言われたらどう考えますか?


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