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ドゥルーズの哲学 

ドゥルーズの哲学―生命・自然・未来のために
小泉 義之
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ここのところ、ウェブ進化論、 国家の品格と熱量の高い本を読みましたが今回のドゥルーズの哲学という本はそれらに比べればとても熱量が低い本です。 哲学系の本というのは読み手のほうに熱量がなければ読み続けることができません。ただ普通の哲学の本に比べれば読みやすい本だと思います。 絶対的には読みにくい本なのでしょうけども。

 


意外かもしれませんがこの本の中に出てくるキーワードとして重要なのが微分方程式です。 そのために哲学の本であるにもかかわらず(特に理工系の方にとって)多少の読みやすさがあるのでしょう。 哲学系の本の多くはメタからメタへ話が向かいます。 ところがこの本では考えを読者に伝えるために現実に有用とされている微分方程式をメタファーとして用いています。 数学と哲学は相性がよいとはいえ、集合論や代数学でなく解析学というのがおもしろい。そのほかにも発生論や分子生物学、 はてはパラレルワールドなんて言葉まで出てきます。それでもこの本はSF解説本ではなく哲学の本です。

 

微分方程式の範疇が数学1とか数学Bとかではなく解析学と呼ばれるのか、 解析のツールとして微分方程式が用いることは微分方程式が持つある種の宿命に依存しているが故にどういうものになりうるのかなど別の視点を提供してくれる、 私にとってはなりほど感のある本でした。


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