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サイバー経済学 

サイバー経済学
小島 寛之
4087201104

もともtベイズというキーワードに惹かれて買ったのですが、ベイズ以外の部分の方がとても興味深かった新書です。


金融工学とは何か、先物取引、オプション、デリバティブ、 リスクヘッジなどがそれぞれどのような関係にあるのかをわかりやすく説明してくれています。


個人的に気持ちがよかったのは、 テレビに出てくるような証券アナリスト達が言葉を濁さざるをえない投資と投機の違いをちゃんと定義しているところです。 その定義自体が実経済において適切な定義であるかどうかは別にして客観的に定義できることを示していることはとても重要だと思います。


低成長率経済においてのリスクヘッジはマクロで見るとゼロサムであり経済の成長へは直接影響を与えることがないというのも今まで気がつかない視点でした。 もちろんこれはスナップショット的な視点であり流動性から発生するエネルギーを考慮すればもっと複雑になるであろうことは予想できますが。


また、機会の平等についても経済学の面から注意すべき点があるという指摘もおもしろいものでした。 100倍の資産を持つ人と五分五分のリスクで勝負すれば破産する確率が100倍違うという例は適切ではないと思いますが、 一人が100の資産を持って市場に参加するのと100人が1の資産をもって市場に参加するのではスピードに違いがでてきます。 スピードの違いがもうけの大きさに影響することは自明ですよね。


全員が合理的な経済活動を行えば経済は成長するということが真であるためにはどのような前提が成立している場合なのかを再考する必要があるということに改めて気がつかされたのも有意義でした。


改めて他人の視点を借りることができる本を読むということがとても楽しいことだと実感しました。

 


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