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魂と脳味噌 

「睥睨するヘーゲル」という本を読みました。たぶん、半分も理解できていません。 哲学に重心を置いた女性が書いたエッセイというつもりで読みました。

 

大江健三郎氏の息子さんは知的障害を持っているそうです。それをNHKがドキュメンタリーとして放送したことが書かれていました。

広島の原爆記念館に、嫌がる息子を無理に連れてきたお父さん、
「どう、だった?」
頭を抱えてうずくまる息子、しばしの沈黙の後、吐き出す息とともに呟き、
「ぜんぶ、、、だめでした、、、」

特に気にも留めず読んでいました。その後の著者の池田晶子さんの一文です。

脳味噌に障害があっても魂はかくまで鋭敏であり得る。

ものすごくショックを受けました。原爆記念館のエピソードをさらっと読み流していた自分にです。 自分の考えを表現することを磨くことは大切なことです。 でも表現された言葉がつたないからといってその存在を否定してしまう怖さを思い知らされました。「ぜんぶだめだった」 と表現するための根っこを私は持っているのかという自分への問いかけに私は自信を持って答えることができません。

 

言葉によるコミュニケーションが多くを占めるネットにおいて表現された言葉だけでなく、 表現の向こう側にあるものに今より丁寧になることを心がけたいものです。

 

睥睨するヘーゲル
睥睨するヘーゲル

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