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教育のメソッドはどんどん紹介して欲しい 

教育問題を考える場合にフィンランドの例を取り上げているのをよく見かけます。フィンランドでは先生が高学歴であるとか社会から尊敬されているとか授業料が無料であるとかといったことが伝えられています。そこにはフィンランドを知るという目的の後ろには日本の教育をどうすべきかという考えがあって取り上げているのはほぼ間違いありません。


そのような視点は社会からの尊敬はもちろん、高学歴、授業料といった視点は教育と社会との関係をとらえようとしているものです。この視点から教育を考えるということは教育の現場よりもむしろ社会からのアプローチを考えるということです。


もう一つのフィンランドの教育への視点として取り上げられているのがフィンランドメソッドといわれているものです。これはフィンランドの教育の現場で取り入れられている手法についてということもあり、社会からのアプローチよりもより現場に向いた直接的なものになります。


フィンランドメソッド入門ではカルタやグループ作文などのメソッドが紹介されていますが、重要だと考えられているのはこの本の表紙にも書かれている発想力、論理力、表現力、批判的思考力、コミュニケーション力であり、それぞれの力はどうあるべきかを教える側が理解し、その理解に基づいて有効な方法を用いているということのなのだと思います。


今まであまり行われていなかったことを新たに「追加」すれば今まで行われてきた漢字の読み書きや計算といった技能に使える時間が減ります。これらは「つめこみ」というややネガティブなイメージを持った言葉で表されることがありますが、こちらもとても重要です。時間が足らないのであればより効率の良い方法を用いるべきです。例えば百ます計算などは計算に集中する、いわゆるゾーンへのいざないが計算ドリルなどよりも効果的なのでしょう。義務教育レベルで必要な技能の習得を短く出来るのであればその分の時間を先ほどの5つの力の向上にまわすことが出来ます。


とっかかりとしての方法は真似でもかまわないと思います。生徒数や設備などの違いにより効果にばらつきもでると思います。明確な目的のもと、もっと今の現場に合った方法はないものかと常に考える人が増えてきてどんどん紹介されるようになればきっといい方向へ向かうと思います。



図解 フィンランド・メソッド入門
北川 達夫

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