スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

映画ライターズロードマップ 

映画ライターズ・ロードマップ―“プロット構築”最前線の歩き方
ウェンデル ウェルマン Wendell Wellman 吉田 俊太郎
4845905728

プロとして継続的に結果を出していくためには再利用可能な技術が必要です。しかし作品と言われるものを作る人は既にあるものと違うものを作り出さなければならないという条件があります。映画の脚本もその一つです。この手の技術はなかなか言葉で表現しにくいものですがこの本はそれを言葉で伝えようと試みている本です。

 

この本の主題はプロット(粗筋、枠組み)の構築です。前半ではプロットを静的に構成する主人公、敵対者、葛藤、主張、そしてそれらを際立たせるメタファーや友人について書かれています。後半では動的、つまり話の流れについて書かれています。流れには転換点があり、その転換点における静的な構成要素の役割を示しているというのがこの本の面白いところです。

 

邪道としての価値を求めた作品で無い場合、話の流れは王道としてのパターンに添うことになります。王道としてのパターンが退屈になるかどうかは流れが同じであるということにあるのではなく、転換点をどのように表現するかということと転換点から転換点への相対的な関係にあるのではないかとこの本を読んで思いました。この考えが正しいかどうかはもう一度見ても面白いと思える作品をそういう視点で見直してみるしかなさそうです。

 

単発の作品について言えばプロットが細部よりも重要かというとそういうわけでもなく、重心をプロットより細部に置くことでも面白いことが起きると思います。日本のアニメの少なくない割合で細部にこだわったものがあります。そういう作品の中には部分をまるごと再利用されて動画投稿サイトにMADなどの形として表れてきます。MADだけでなくnum1000やスキージャンプペアなどのプロットに向かっていない作品も私は大好きです。

 


 

それでも良いプロットは人々を作品に引き込む力を与えます。引き込まれる人が多ければそれだけ細部へのこだわりに気がつく人が多くなります。長い間愛される作品にはきっとそんな仕掛けがあるのだと思います。プロフェッショナルな人にはもっと王道の中を自由自在に駆け巡っていてほしいものです。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ochoo.blog48.fc2.com/tb.php/119-e084b601

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。