スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング 

組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング (組込みエンジニア教科書)
SESSAME WG2
4798113743

ソフトウェア開発手法の本ではその本が提唱する方法を説明し、簡単な例を用いてうまくいく状況を想像しやすくしています。しかし提示されている例には開発メンバー構成やスキルのばらつきなどが考慮されておらず共通の価値観や一定以上のスキルを持っていることが暗黙の前提条件となっていて実際になかなかうまくいかないことが多くあります。

 

この本でのは最初に悪い例が提示されています。そこでなるほどと思ったのは悪い例というのは良い例よりも共感しやすいということです。考えてみれば悪い箇所がどこかにあってそれを修正したいからこの手の本を読むわけですし、ある程度キャリアを積めば必ず過去にうまくいかなかった経験をしているはずです。実務に対する方法論の説明としては合理的だと思います。

 

この本はどうやってよい構造を持つソフトウェアを作るかという本ではなく、すでにあるソフトウェアをどうやってよい構造にしていくかというアプローチです。任意のタイミングで発生する変更要求や不具合に対して完璧な答えを提供する開発手法はありません。しかし一度作られたプログラムをスタート地点とすればその効果はぐっと現実的になります。

 

この本の中で使用されているツールや概念は独自のものではありません。DFD、構造図、ファンイン・ファンアウト、結合度、凝集度などWEB上で検索すればすぐに見つかるようなものばかりです。これらは通常、こうあるべきですという形で説明されます。しかしこの本ではこれらのツールを組み合わせることで今のプログラム構造とあるべきプログラム構造との差分を提示します。差分が埋められた分だけありべきプログラム構造に近づくという形式になっています。

 

作った後に行われるリバースモデリングですがプロジェクトに毎回今あるプログラムの構造を修正するという業務機会が発生するとは限りません。ですが所謂「ふりかえり」的にリバースモデリングを行うことには意味があると思います。あらかじめ修正される箇所が予想できれば新規プロジェクトにおいてもその分だけよいプログラム構造が構築できるはずです。目指すべきは完璧ではなくより良いものです。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://ochoo.blog48.fc2.com/tb.php/116-79523202

組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング (組込みエンジニア教科書)

組込みソフトウェア開発のためのリバースモデリング (組込みエンジニア教科書) 新規開発にイチから携わっていればいいが、組み...
  • [2009/04/01 01:35]
  • URL |
  • もぼなもな書房 |
  • TOP ▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。