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ハッカーと画家 

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
ポール グレアム Paul Graham 川合 史朗
4274065979

私は本を読んでいて気になった箇所には付箋紙を張るようにしています。ある程度の張る付箋紙の枚数が増えてくると張る場所に偏りが出てくるのですが、この本は前半と後半に偏るというあまりないパターンでした。

最も重要なことは、考えたいことを考えられるということであって、言いたいことを言えるということではない。

「考えたいこと」という表現のあたりがハッカーらしいところですね。普通の人ならば「考えるべきこと」と表現しそうな気がします。私の課題は「言いたいこと」と「言うべきこと」の線引きです。これが難しい。

誰かが何かを見てこう考える、「俺ならもっとうまくできる」と。これが偉大な仕事の発端なのだろう。

「俺ならもっとうまくできる」と考えたことがすべてうまくできるとは限りませんが、そう考えることなしでは場当たり的になってしまいます。これは個人でもチームでも同じだと思います。

志ある人は単なる模倣では満足しない。センスの成長の次の段階では意識的に独自性を出そうとする。

「もっとうまくできる」と思えるためにはその対象を理解していることが前提です。理解するのに有効な手段の一つが模倣することです。体験することで感じる違和感が「もっと」につながり、「もっと」であることが新規性や独自性の可能性を秘めているのでしょう。

新しい素敵なものを考え出す発明家はしばしば見落とすのだが、人々にメッセージが行き渡るには時間がかかるのだ。

私自身このことを実感するまでに時間がかかりました。良いメッセージだからといってすぐに理解してもらえるわけではありません。相手が理解するのに時間もかかりますし、実行するとなると適切なタイミングである必要もあります。良いメッセージがあることを相手に覚えておいてもらうことが大切です。

この本は著者の価値観の表明であって、万人のための指針というものではありません。しかし、自分が何を重要だと考えるかという場合、外側からその「何」が提供されるまで自分がどう判断するのかわからないというのは設計なき実装のようなものであって、少なくとも工学(エンジニアリング)には意味があると考える人にとっては無視してはいけないことだと思います。

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