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プロジェクトホテル 

プロジェクト・ホテル―奇蹟の再生に賭けた男が創るこだわりのリゾートホテル
窪山 哲雄
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不思議とホテル関連の本やマンガには面白いものが結構あります。「帝国ホテル 伝統のおもてなし」や「コンシェルジュ」など私自身、ホテルを良く使うわけでもなく、ホテル関連の仕事をしているわけでもないのに興味深く読ませてもらっています。

 

この本はウィンザーホテル洞爺の窪山哲雄さんが書かれた本です。ウィンザーホテル洞爺というよりも洞爺湖サミットの行われたホテルといったほうがわかりやすいかもしれません。このホテルは北海道拓殖銀行の破綻の影響を受け一度閉められています。このように書くといわゆるプロジェクトX的な話のようですが、この本からはそのような印象をあまり強く私は受けませんでした。それよりもホテルの仕事に対してどのように考えているかという点の方が面白かったです。

 

この本には窪山さんがホテルの関係者から聞いた言葉がいくつか引用されています。

人をおもてなしするのがホテルである。人を止めるのではない。それは百年も前に過ぎた話なのだ。

当たり前のことを疑うのは結構骨の折れることですが、当たり前のことを当たり前としたまま、当たり前を超えていくのはもっと厳しいことかもしれません。

ウィンザーホテル洞爺は千歳空港から電車で70分、駅から車で20分ほどのところにあります。それを受けて

リゾートが飛行場の前にあればいいと思いますか

これは企業の経営者にとってとても重い言葉なのではないでしょうか。利益を上げ、企業を存続させている経営者というのはまだ失敗していない経営者というだけのことなのかもしれません。窪山さんは北海道に対して以下のように書かれています。

しかしどうも「食材の産地」のイメージから脱却できていない。北海道を食材の産地ではなく、「食」そのものの魅力あるものとして「食」で観光客を呼び寄せる起爆剤にする必要がある

また、窪山さんはホテルは終身雇用が重要であるとも書かれています。(年功序列については否定的です)

 

社会に対する企業のあるべき役割と、生み出すサービスの質を向上させるためにあるべき状態、そして存続するために利益を生み出す仕組み、つまり社会と社員と企業がそれぞれWin-Win-Winの状態であり続けるよう努力し、結果を残した経営者が後に語れるべき経営者ということになるのではないでしょうか。


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