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ワインバーグの文章読本 

ワインバーグの文章読本
Gerald M. Weinberg ジェラルド・M・ワインバーグ G.M.ワインバーグ
4798111228

 

「プログラミングの心理学」や「ライト、ついてますか」などで有名なワインバーグ氏が自分の執筆方法について書かれた本です。ただ私は文章を書く方法というよりも執筆活動を続けるための定石集として読むのが良いように思えました。

 

しかし、これらの読書の構造は、言葉を形にあらわすう創作プロセスの構造とはほとんど無関係である。これらの読書の構造は、創作の手法ではなくプレゼンテーションの手法である。

 

小説には小説の表現方法があり、実用本には実用本の表現方法があります。しかしそれらはその文章をどう表現するかというものであり、文章を書くためにはどのようなプロセスが有効かということではありません。プロセスという形で一般化することは一つの文章を書くために行うことではなく、繰り返し使うことを意味しています。

 

ページの大半を材料としての石の収集から構成へとに費やされています。特に石の収集についてはその目的は文章を書くために集めるのですが、書こうとしている文章のために集めるのではないという点が印象的でした。

 

石の収集、選択、構成を別のプロセスとして認識することでそれぞれのプロセスに適した手法を用いること、まさにプロジェクトを進行させるときと同じ考えを執筆活動に適用させているあたりはさすがです。細かな点においてもアウトラインプロセッサやマインドマップなどのツールを唯一無二のツールとして捉えていない点も好印象でした。

 

ワインバーグ氏の著書の内容について肯定する人も否定する人もいるかと思います。ですが、ワインバーグ氏が長い間にわたって執筆活動を続けてこられたという事実は変わりません。そして続けるために行ってきたことの中にはワインバーグ氏にとってのみ有効だったものだけではないと私は確信しています。

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ガンダムUC ユニコーンの日 

機動戦士ガンダムUC 1 ユニコーンの日(上) (角川コミックス・エース 189-1)
福井 晴敏
4047139696
機動戦士ガンダムUC 2 ユニコーンの日(下) (角川コミックス・エース 189-2)
福井 晴敏
404713970X

 

Twelve YO、亡国のイージスをとても面白く読んでしまい、ガンダムの洗礼をかつて受けた人間としては買わざるを得ない本でした。(笑)

 

TwelveYOや亡国のイージスを読んだ感想から、福井晴敏という作家は緊迫したシーンと緊迫からの解放後の表現が私の好みに合っていたんだと思っています。カタルシスの表現がうまいということはそれだけでも娯楽性の評価を上げてよいのかもしれません。その意味で上巻はとても辛く感じました。今回の作品の構成からすれば仕方が無いのかもしれません。その中でも

 

若者の血気は認めよう。直感を信じるのもいい。しかし知識と実力がついてこないのでは、対処を間違える。帰りなさい。この件には関わらないことだ。

 

のような台詞は好きです。うまくいってもいかなくても自分が正しいと思っていることを実行することで学べることが一般的にはあることを認めつつ、今回の件においては間違えば修復不可能であることを伝えています。下巻においても

 

ニュータイプという言葉は撃墜王と同義になって、今では戦記物の映画や小説でしか語られない。

 

というくだりがあります。私たちの実際の社会においてもキーワードの本来の意味を理解し共有しようとせず、共有しやすい意味においてのみ使用されるようなケースが多く見られます。またガンダムシリーズにおいても製作側に対してニュータイプへの解釈を避けてきたことに対する皮肉ととらえる事もできなくはありません。福井晴敏氏がどのようなつもりなのかは続きを読ませてもらうしかありませんが。

 

下巻の最後に仮面の男の挿絵が入っています。よくよく考えてみれば軍隊において常時仮面をつけているようなことはセキュリティ面から見て現実的にありえる話ではないと思います。フィクションであるが故に許される設定であることは承知していますが、仮面をつけていてもその人であることを周りが確信せざるを得ないほどの存在感を持つキャラとして描いて欲しいと思います。

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