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Hybrid Insector 

Hybrid Insectorは鉄のラインバレルの作者がWeb上で公開されているいわゆるWebComicです。


かつて正義の味方であった仮面ライダーがHybrid Insectorと呼ばれ、政府から追われる立場となりつつ、悪に対峙していくという構図の中で主人公は体制側にいるということになっています。今のところは作者が考えている世界観を紹介するためのストーリーとなっています。物語自体は始まっていないといえるでしょう。


しかし、さすがはプロの漫画家さんが描かれているだけあって、一見さんが引いてしまわないレベルの絵ですし、2Dキャラを苦労して3Dに表現したフィギュアを見る楽しみのように仮面ライダーという過去の縛りの中で構築された世界観を楽しめると思います。

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「個人」と「自己」--- 考えあう技術から 

「考えあう技術」という本の中に次のような文がありました。


社会の一単位としての「個人」と「自己(個性)」が分節化されないまま論じられてきた。そのために自分=自己を大切にしたって、そのことが無前提・無条件で主体的な個人や自由な個人を作るわけではない。


ここでいう「個人」とはインターフェースと言い換えることができると考えています。主体的な個人というのはインターフェースを自分で用意すること。自由な個人とは社会とのインターフェイスの密度を状況に応じて変えられること。


そして社会が人間に対して「個人」として役目を持つことを要請するならば、社会は人間が「個人」としての役目を持つことができるようになるための環境や仕組みを持たなければならなりません。


その一端を担うのが学校教育であることは間違いないでしょう。現在の社会においてインターフェースの大部分が言葉を必要とします。数字がなければ少子化は問題として表現できません。これらがインターフェースを支える重要なパーツであることは多くの人が認めるところだと思います。問題なのは社会が要請しているのはインターフェース自体であるにも関わらずインターフェースのパーツの量や質を評価基準としているために何故こんなにたくさんの勉強をしなければならないのかという問いに説得力のある答えが用意できないことです。


私は手持ちのパーツを使ってインターフェースを形成し、形成されたインターフェースを用いて現在の自己を社会にアウトプットし、そのリアクションを体験することが学校で勉強することの必要性を実感することだと考えています。おそらく本来の総合学習とはそういうものを目指したものだったのではないでしょうか。


考えあう技術
苅谷 剛彦 西 研
448006222X

木を見る西洋人 森を見る東洋人 

木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか
リチャード・E・ニスベット 村本 由紀子
4478910189

michyさんのブログで見かけてこの本を買いました。 東洋人と西洋人を比較して認識にどのような違いがあるのか検証している本です。 農耕民族と狩猟民族というレベルからもっと踏み込んで検証されています。この本も買ってよかったと思えた一冊でした。

 

この本では仮説を元にそれを確かめる実験例が数多く紹介されています。 私がなるほどと思ったものには以下のようなものがありました。実験自体の意味はこの本を読んでみてください
  • 状況が特定される場合とされない場合における「あなたはどのような人ですか?」という質問に対してどう答えるか?
  • 名前のついた物を見せた後、形が同じものと材質が同じものを見せて同じ名前で呼ばれるのはどちらかという質問。
  • 鶏と牛と草を見せて同じ仲間はどれとどれかという質問。

 

もちろん、この本で紹介されている実験例をすべてそのまま受け取ってよいとは思いませんが、 少なくともいくつかの実験は私の実感とマッチするものでした。 実感というようなあいまいなものを再現性を持つと思われる実験の形に表現した業績はすばらしいと思います。 例えその実験を導いた仮説自体が間違っていたとしてもその実験自体は再活用されるだけの意味を持ちます。

 

この本を読むだけで直接的に何かの役に立つわけではありません。そこにはそういうものがあると考えられると言っているだけです。 しかし例えばコミュニケーションであれば、相手がどのような認識を持っているかはとても重要な意味を持ちます。 コミュニケーションをとる際に感じられる違和感や説得力はどこから来るものなのか、 課題となっている問題においてズレをかんじるのは場における関係が原因なのかそれとも対象物そのものの捉え方なのかなど、 今まで分けて考えたことがないようなことに対して一つの線の引き方を与えてくれます。

 

自分の中にある状況認識のための座標軸が増えることに意味があると思える人にとってこの本は十分読む価値があると思います。

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